内科、胃腸科、外科、整形外科
医療法人 サンライズ 村中医院
埼玉県川口市朝日3丁目15番21号

TEL: 048-224-1511

クリニック案内

Name
Muranaka clinic
Director
Sadayuki Muranaka Ph.D.
Address
3-15-21 Asahi Kawaguchi Saitama 332-0001
Medical Departments
Internal Medicine,Gastroenterology,Surgery,Orthopedics
Phone Number
048-224-1511

がん検診で早期発見・治療できれば生存率は約90%!

大切な人・自分のためにも、がん検診を受けましょう!

 がんは、発見が遅れるほど命に危険がおよぶ病気で、1981年以降、日本人の死因第1位となっています。検診と検診の期間が空いてしまうと、早い段階で発見できたはずのがんを見過ごしてしまう可能性が高まります。がん検診は、定期的に欠かさず受けることが重要です。大切な命を守り、健やかに暮らしていく未来のために、今こそがん検診を受けましょう。

がん検診のメリット・デメリット

がん検診のメリット

救命

 最大のメリットは、早期発見、早期治療による救命です。

早期発見

 がん検診は自覚症状のない健康なかたを対象にしています。もし、そういうかたにがんが見つかった場合、そのがんは早期がんである可能性が高いです。また、早期であれば治せる可能性が高く、治療の時間や体への負担も軽くすむことが多いです。

防止

 がん検診ではがんになる前段階の病変が見つかることがあります。大腸ポリープや子宮頸がんの異形上皮などです。必要に応じて治療することでがんになることを防ぐことができます。

安心

 がん検診を受けて「異常なし」と判定されれば、ひとまず安心して過ごすことができます。ですが、過信は禁物です。

がん検診のデメリット

判定・診断が100%ではない

 国の推奨する方法で検査をしても、がんが見つけられないこと(偽陰性)や、がんが無くても要精密検査となること(偽陽性)があります。がんの場所や種類によっては見つけづらいことがあり、見落とすことがあるのが現状です。

身体に負担がかかってしまうことがある

 精密検査によって良性だとわかることがあり、結果的には、精密検査をする必要がなかったということもあります。また、検診や精密検査での医療行為による合併症(偶発性)の可能性があります。例えば胃がんレントゲン検診で使うバリウムは便秘になることがありますし、きわめて低い可能性で放射線の被曝によるがんの誘発や遺伝的影響も否定できません。

胃がん内視鏡検診(要予約)

 日本における死亡者数は減少傾向にありますが、依然として患者数の多いがんです。早期に発見し治療を開始した場合の治癒率は90%以上となっています。

Q. 誰が受けられますか?

A. 前年度未受診の50歳以上のかたが対象です。

Q. 費用はかかりますか?

A. 検査費 約22500円のところ 2000円です。70歳以上のかた、生活保護受給者、市民税非課税世帯は自己負担金が免除されます。

Q. 胃がんが疑われる症状は何ですか?

A. 胃部不快感、消化不良、食欲不振、食習慣の変化などです。

Q. 検査方法を教えてください。

A. 内視鏡を挿入し、胃の中を直接観察します。病変が見つかったら組織の一部を採取して、がん細胞の有無を調べます。

大腸がん検診

 脂肪のとりすぎやお酒の飲みすぎが大きな原因となります。罹患者数は男性2位、女性2位と多いですが、早期治療による治癒率は95%以上です。

Q. 誰が受けられますか?

A. 40歳以上のかたが対象です。

Q. 費用はかかりますか?

A. 検査費 約4400円のところ 500円です。70歳以上のかた、生活保護受給者、市民税非課税世帯は自己負担金が免除されます。

Q. 大腸がんが疑われる症状は何ですか?

A. 血便、排便異常、細い便が出る、肛門からの出血などです。

Q. 検査方法を教えてください。

A. 便潜血検査(2日分):便の表面をスティックでこすりとり、目には見えない大腸内の出血の有無を調べる検査で、安全で痛みもない検査法です。

Q. 検査を受けるメリットは何ですか?

A. この検診を毎年受けると大腸がんの死亡リスクが20%程度低くなるというデータもあります。  

肺がん・結核検診

 日本人のがん死因第1位で、死亡者数は年々増え続けています。とくに男性は女性の2~3倍も多く、喫煙が深く関係しています。高齢者の結核患者が増えているので、65歳以上のかたは、感染症法施行令により年に1回、結核検診を受診する義務があります。

Q. 誰が受けられますか?

A. 40歳以上のかたが対象です。

Q. 費用はかかりますか?

A. 検査費 最大 10500円のところ 500円です。70歳以上のかた、生活保護受給者、市民税非課税世帯は自己負担金が免除されます。

Q. 肺がんが疑われる症状は何ですか?

A. 咳、痰、血痰です。早期の肺がんは、症状がないことのほうが多いです。

Q. 検査方法を教えてください。

A. 胸部レントゲン検査:肺全体をエックス線で撮影します。

  喀痰細胞診[50歳以上で喫煙指数(本数/日×年数)が600以上のかた]痰を採取し、そこに混入するがん細胞の有無を調べます。

Q. 検査を受けるメリットは何ですか?

A. 受動喫煙者のリスクも受動喫煙がない人に比べて1.3倍高くなる(2016年)と推計されています。毎年受診しないと検診の効果が持続しないので、年1回必ず受けることをおすすめします。

前立腺がん検診

 男性だけにある前立腺は、「高齢者のがん」というイメージが強いです。しかし、進行の遅さや自覚症状のなさなどを考慮すると、50歳を過ぎた男性は注意が必要です。

Q. 誰が受けられますか?

A. 令和7年度に50歳・55歳・60歳・65歳・70歳・75歳になる男性が対象です。(※令和8年4月1日時点の年齢)

Q. 費用はかかりますか?

A. 検査費 最大 7400円のところ 500円です。70歳以上のかた、生活保護受給者、市民税非課税世帯は自己負担金が免除されます。

Q. 前立腺がんが疑われる症状は何ですか?

A. 早期の前立腺がんは、多くの場合自覚症状がありません。 進行すると、血尿、排尿困難、骨転移による痛みがあります。

Q. 検査方法を教えてください。

A. 問診・PSA検査(血液検査):PSAとは前立腺組織から分泌されるに糖たんぱくのことで、前立腺に異常があると数値が上昇します。

Q. 検査を受けるメリットは何ですか?

A. 前立腺がんは、働き盛りの50歳を過ぎると増える傾向があります。

肝炎ウイルス検診

 肝炎ウイルスの感染により肝硬変や肝がんへ移行します。ウイルスに感染しているか調べることができます。

Q. 誰が受けられますか?

A. 20歳以上が対象です(生涯に1回)

Q. 費用はかかりますか?

A. 検査費 最大 11700円のところ 無料です。

Q. 検査方法を教えてください。

A. 血液検査:B型・C型肝炎ウイルス検査(血液検査)です。

 ※ 令和7年度 川口市けんしんガイドブックより抜粋して引用